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ポリアモリー (polyamory) とは、つきあう相手、親密な関係を同時期に、一人だけに限定しない可能性に開かれていて、全ての関係者が全ての状況を知る選択が可能であり、全員がすべての関係に合意している、という考え方に基づく行為、ライフスタイル、または恋愛関係のことである。
性的に排他的でない関係に広く使われることが多いが、どれくらい範囲を広げて使用するかに関しては、さまざまな議論がある。(たとえば、多くの人は、一部のパートナーが一部のパートナーの存在、もしくは関係の全詳細を知る選択の可能性に開かれていない、合意の無い不倫や、基本的には、恋愛などの感情的なつながりを含まないことが多い、スウィング(スワッピング)をポリアモリーとはみなさない。)オーガズムは、性的絶頂のことです。オーガズムには、クリトリス(陰核)でいくクリトリスオーガズム(「クリいき」)と、膣内でいくヴァギナオーガズム(「中イキ」)の2種類があります。
日本の民法では、配偶者が不貞(夫以外の男性とセックスするなど)をすると、離婚裁判の正当な事由となります。このため、セックスレスになったからと言って浮気すると不利になります。このように、日本の法体系では、セックスレスになると、セックスレスを「婚姻を継続し難い重大な事由」として離婚裁判にして離婚するか、セックスレスを我慢するしかありません。ポリアモリーは夫の了解を得た上で、夫以外に恋人を持つというもので、夫がセックス能力不足を理解すれば、意外に簡単にできるかもしれません。
セックスレスの改善は非常に難しいものがあります。肉体的な欲求不満がたまるので、恋愛カウンセラーですら「セックスレス対策は、セックスするしかない」と言っているくらいです。(余談ですが、フレオナには恋愛カウンセラーの女性がセックスレスで相談に来ています。)
このような状態ですから、セックスレス対策は、フレオナのような女性用風俗をご利用されるか、夫了解の下で別の男性とセックスするしかありません。
テキサス州に暮らすクリストファー・ジェイコブス(46)と妻ジェニー(40)は、出産以降、セックスレスになった。ジェニーは性的に満たされず、バイセクシャルということもあり、結果的に女性と性的関係をもつ。
だが裏切りを悔やんだ彼女は、たまらず夫に浮気を打ち明けた。そして愛し合う2人が12歳になる娘とこれからも一緒にいるために、夫婦の生活にもう1人女性を参加させてはどうかと提案した。「他の女を抱きたいと思うことはない?」と聞くと、最初は否定していたクリストファーも「ある」と認めた。
結婚カウンセリングの専門誌によれば、アメリカ人既婚男性の60%、既婚女性の50%が不倫を経験している。進化生物学者や心理学者の中には、2人以上に恋愛感情を抱くのは人間として自然だと主張する者も少なくない。ジェニーはいう。
「結婚とは一生涯、不貞を隠して性的な忠誠を守り続けること、つまり心の平安を守るために相手を『所有』することなのか。私の場合、性的に所有し合うことはうまくいかなかった」
現在、2人は31歳のジェマという女性を加え、それぞれが肉体関係と恋愛感情をもちながら幸せな夫婦生活を送っている。
今アメリカで彼らのようにポリアモリーを実践している人は50万人を超えるという。ポリアモリーに特化したオンラインマガジンには1万5000人の定期読者がおり、様々なメディアで取り上げられるようになっている。インターネット上で恋人を募集する夫婦も少なくない。
例えば、テリサ・グリーンナン(43)は、夫ラリー(53)と彼氏のスコット(53)と一緒にワシントン州の一軒家で暮らす。彼らはポリアモリーな関係だ。テリサには、フェイスブックで知り合ったマット(41)という別の彼氏がいる。既婚者のマットは妻のベラ(43)とともに、毎週末をテリサの家で過ごす。ちなみにベラはラリーとも恋愛関係にある。複雑すぎる関係だが、テリサは当たり前のようにこう語る。
「この関係にセックスは重要じゃない。自分の人生に2人以上の恋愛相手がほしいと思ったから、このライフスタイルを実践しているの。複数の相手との恋愛は世界で何世紀も行なわれてきたし、やっと多くが公に発言するようになったのよ」
ポリアモリーが結婚の形を変えるかどうかはわからない。だが間違いないのは、伝統的な結婚に窮屈さを感じている人が増えていること。注目すべきは離婚率や結婚率の低下ではないと、ジョンズ・ホプキンス大学の著名な社会学者アンドリュー・チャーリン教授は言う。
「問題はなぜいまだに大勢の人が結婚をするのかだ」
一夫多妻もポリアモリーも、結婚のあり方を考え直すのにはいい題材なのかもしれない。
※週刊ポスト2011年6月3日号